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竹尾ゼネラルカンパニー出撃事例詳細報告ファイル


第三十六話 あの町この町日が暮れて
☆三行あらすじ紹介
北川神社のお祭りで、射的の屋台をやっていた少年。ワッ太と友達になった彼の名は、小島リョウイチと言った。
ロボットに乗りたい、といっていた彼の夢をかなえてやるワッ太。そして、お互い社長なんだ、がんばろうと誓い合う。
○だが、ワッ太が火星での仕事から帰ってきたその時には、彼は父親の田舎に帰っていた…ワッ太はトライダーで彼の乗る電車を追いかける。そして別れの言葉を叫ぶのだった。
☆ゆどうふ感想
○縁日に大はしゃぎのワッ太ちゃん。母・加世から300円をせしめました。
そうですね、私も小六のときは500円もらってました。
○リュウイチの射的の屋台には、○ンダムとかザンボッ○とかダ○ターンのプラモが置いてある…
見事アキラはそれをゲット。なかなかうまいでやんの。
○「ぱーふー」なラッパを鳴らしながら売り歩く豆腐屋から豆腐を買うワッ太。時代です。
○小島リョウイチと仲良くなったワッ太、トライダーG7の操縦席に彼を乗せます。
そこから見える夕日の光景が、なぜか目にしみます。
小学校にはどうやらあまり通っていない様子のリョウイチ、父親が足を折って働けない状態の今は、射的の屋台は彼一人で切り盛りしているようです。
つまり、ワッ太と同じく「社長」なのです。
リョウイチ「本当だな!社長だな!」
ワッ太「お互い、がんばろうぜ!」
リョウイチ「ああ!」

そして、別れる二人。ワッ太の後ろ姿を見るリョウイチはつぶやく…
リョウイチ「あいつ、リョウイチって呼んでくれたな…」
○次の日、リョウイチの屋台を手伝うワッ太を、やはり自転車で(神社の石段どうしたの?!)迎えに来る専務。
渋るワッ太に、リョウイチが声をかける。
リョウイチ「お互い社長だろ?がんばらなくっちゃ!」
専務「えらーーーーーい!あんた、若いのにえらーーーーーーーい!」
○連絡が途絶えた火星の通信基地へ向かう竹尾ゼネラルカンパニー!
メカロボットをひきつけるトライダーG7、そのうちに人々を救出するシャトル!
シャトルのほうが一足早く作業を終え、ほっと一息…
…ってか、社長がめっちゃ苦戦しているのに茶を飲んで落ち着こうとしていましたよ社員の皆さんは
○トライダービームキャノンで、メカロボットのひざを狙うワッ太!
リュウイチの教えてくれた射的のコツ…それは、正面ではなく、ひざの辺りを狙うこと!
見事バランスを崩したメカロボットをバードアタックで切り伏せる!
その鮮やかさに鉄さんも驚き。
○帰ったワッ太を待っていたのは、もはや撤収作業に入っていた縁日と、リョウイチからの手紙。
父親と一緒に田舎に帰ることにした…と。
ワッ太はトライダーで電車を追いかける、大空に飛ぶトライダーの姿をリョウイチは見る…
ワッ太「リョウイチーーーーー!元気でなーーーーーーーーー!」
リョウイチ「ワッ太ーーーーーー!お前もなーーーーーーーーー!」
第三十七話 火星で食べた?!サンマの味
☆三行あらすじ紹介
仕事が来ないので大弱りの竹尾ゼネラルカンパニー、以前の貸しをたてに足立長官から火星基地再建の仕事をもぎ取りました。
おやつに七輪でサンマを焼く一同、だがそこに襲う影…時速300km以下になると爆発する爆弾をシャトルのウィングにつけられます!
○ワッ太が命がけでトライダーに飛び移り、メカロボットを粉砕…シャトルの爆弾も間一髪撤去!何とか危機を脱した一同でしたが、サンマは哀れ黒焦げになってしまいました。
☆ゆどうふ感想
○今回の物語、タイトルが超お気楽な割に、危機感と緊迫感はかなり強いです。トライダー恐るべし。
○専務、トライダーの整備部品…腕のばね(35000円)足のねじ(50000円)電動プラグ(100000円)の高さに常務にねじ込む。
が、「仕事中にトライダーが壊れてもいいのか、必要だから仕方ない」とばっさり切り捨てられる。
○一方の郁恵は、お金の取立ての電話におおわらわだ!
追い詰められた竹尾ゼネラルカンパニー、以前の貸しを返してもらうとばかりに、防衛庁の足立長官に仕事をねだる(笑)
専務「足立長官にはこの前の貸しがある!その貸しを返してもらうんです!」
○そしてもらったのが、火星の基地の再建工事!急ぎの仕事のようで、ワッ太も急いで引っ張り出されます。
トライダー発進時のシークエンス中に出てくるあの「Microsoft」の画面ですが、よく見ると「FORTRAN」の文字も見え、何だか無意味にうれしくなります^−^
○宇宙服を着込み、火星の表面に降り立つワッ太…
そこで彼が目にしたものは…何と、七輪でサンマを焼く社員一同(笑)
あ、あの、火星の大気にサンマ焼く煙がたなびいてるんですけどもー!
専務「
メルヘンの香りですなあー!」
専務と鉄さん、おっさんども七輪に大興奮。
ワッ太「だけど、火星でサンマ焼けるのかな?」
郁恵「さあ?」
○挙句の果てに、シャトル内でも七輪でサンマを焼く人々。
木下「郁恵ちゃん、大根おろしありますか?」
郁恵「そこまで予算が回らなくて…」
鉄さん「じゃあかわりに郁恵さんの大根足でも見せてもらって…!」
ちょ、お、おっさん、そりゃさすがにセクハラやー!

○物資を運んできた貨物船を襲う謎の爆弾!
トライダーのウィングにもそれは取り付いた…!
先ほどの貨物船の爆発を見ているだけに、混乱状態の社員。
が、鉄さんだけはさすがに冷静です。すげえな。
○スピードを時速300kmに落とすと爆弾は爆発する…つまり、飛び続けていなくてはならないということ!
しかし間の悪いことに、急ぎの仕事で出てきたために燃料に余裕はない…!
選択の余地はない、とばかりに、ワッ太はロープの命綱を宇宙服に結わえ、単身その爆弾を撤去に行く!
結果としては、子どもの力ではその爆弾は取れなかったが…
猛スピードの中、振り落とされまいと必死に喰らいつく姿、そして華麗なロープアクションなど、この話でのワッ太は格好よすぎます。
専務「老いぼれたとはいえ、自転車で鍛えた身体…!」
とばかりに、今度は全員でその爆弾の撤去に向かいますが、今度はワッ太がそれを否定します。
人間の力では取れない、と。
そして、トライダーG7ならば、と、シャトルからハンググライダーでトライダーに飛び移ることを決心!
時速300kmのシャトルから、ハンググライダーで飛び出すワッ太…!
○だが、そこに襲い来るメカロボット!
焦るワッ太、シャトルの燃焼は刻一刻となくなっていく!
そしてほとんどの燃料が切れたとき、シャトルの進路はまっすぐメカロボットに向けられた!
ワッ太「何するんだ?!」
鉄さん「社長、もはや万事休すです!せめて社長をお助けして…!」
ワッ太「や、やめろッ!」
四人、同時に敬礼して:
四人『社長、さようなら…!』
や、やめてーーーーッ!
。゜(゚´Д`゚)゜。

ほ、本当はずれてよかった、この特攻攻撃…
こういうシーンもある分、やはり「トライダー」とは「トライダーG7」と「トライダー・シャトル」のコンビネーションでできているといえましょう。
ですから、今度スパロボで出すときには、専務・鉄さん・木下・郁恵も精神コマンド要員として(もしくは修理・補給装置つき援護用機体)ぜひ出して欲しいのですよ!
そしてワッ太にもう一度「社長」技能を(笑)
○戦いが無事に済んで、シャトルで大泣きする木下。
(もう少しで死ぬところだったんだ)気持ちはわかる、無理はない…という専務たちだったが、彼はやはり一味違っていた。
彼は、真っ黒焦げになってしまったサンマのことで泣いていたのだ!
ワッ太「木下さん、サンマのことで泣いてたの?!」
木下「はい、他に何か?」
お、お前は(ある意味)大物やー!
第三十八話 常務は父親一年生
☆三行あらすじ紹介
竹尾ゼネラルカンパニー常務取締役・厚井鉄男。今まで子宝に恵まれなかった彼は、この度リュウスケという名の養子を取ることに。
しかし、心を閉ざしたリュウスケに彼も彼の妻も疲弊気味。その上、不安感にいらついたリュウスケは、何とトライダーの左脚回路を破壊してしまう!
○そのため窮地に陥るトライダー!単身修理に向かった鉄さんの尽力により、何とかメカロボットを倒すことに成功。リュウスケとも和解し、本当の家族として一歩を踏み出す鉄さんだった。
☆ゆどうふ感想
○クラード博士、トライダーの秘密にやっときづいた…そう、トライダーは、彼らロボット帝国の技術で造られていたのだ!
何と放送開始第三十八話目にしてようやくロボットの秘密が…一話目でばらしてるゲッターとかとはえらい差です。
月末の帳簿整理、全員でやってます。
その隣の社長室では、取締役社長竹尾ワッ太氏「6年生の算数(分数の掛け算)」をやってます。
○すばらしい机にステレオ、好きなエビフライを用意しても、リュウスケは心を開かない。
「どうせこんな生活続くわけない」と、冷たく関係を切り離す。
奥さんは泣きながら「もう我慢できない…!」とエビフライを飲む。
鉄さんは「リュウスケは人形じゃないんだから」といいつつも、必死で耐えているのがわかる。
見ていてつらいシーン。本当に。
○このリュウスケという子ですが、被虐待児によくみられる反応をしています。
よく言われる「かわいそうな子」なわけですが、そういう子は結構はたから見ると「子どもらしくない」「かわいくない」「むかつく」反応を
周りの人間に返すことが割とあります。
「殴るんなら殴れ」と言い出したりするのも、結局は基本的な信頼感を得られていないためで(親に対する安心感から生まれるから)。
また「どうせこんな生活続くわけない」と言ったりするのも、信じてまた裏切られたらきついから、
それぐらいなら自分から関係を切ってしまったほうが楽だからです。
特にこのリュウスケの場合は、「心無い親とここ(施設)の間を行ったりきたりして来た」とのことなので、
実際の親(もしくは里親)に何度も何度も何度も裏切られている経験があることがわかります。
これを何とかするには、安心させて、自己肯定感を与えるしかないです。
鉄さんと奥さんが最初に苦しんでいたのも、そのあたりに対する知識がなかったからではないか…と思います。
特に、今まで子どもを持ったことがなかったなら、子どもの邪悪さとか悪魔っぷりとか知らなかったわけですから。
その上に、ある意味でこのようなハンディを持った子どもを受け入れたのですから、摩擦がないわけがありません。
彼らは、無意識の「子どもはかわいらしい、天使のようなものだ」と思っていたのでしょう。
でも、それはいつだって裏切られるものなのです。
大事なのは、その無垢な思い込みが裏切られて、それからどうするかなのです。
参考リンク:
教育相談シリーズ 「虐待された子ども」
心的外傷後ストレス障害
被虐待児症候群
○ワッ太を自転車の後ろに乗せて送っていく鉄さんの姿…それを見るリュウスケの胸に去来するものは何か。
○鉄さんに「そんな悪い子はうちに入れんぞ!」といわれ、飛び出すリュウスケ。
彼は竹尾ゼネラルカンパニーで、「スパナを握って」ソファで眠っているところを発見される。
ほっとした鉄さんによって、彼はうちに連れ帰られるのだが…
このリュウスケの描写、本当にうまいと思います。
彼は、鉄さんや他の人とろくに目を合わせない、伏し目がちなままで描かれています。
自己肯定感を持てない子どもは、アイコンタクトを非常に苦手とします。
○火星保養センターに荷物を運ぶ業務のため、食事中に呼び出されるワッ太。
専務「お客様あっての三度の食事ですぞー!」
○だが、それは敵の罠!現れたメカロボットに応戦するトライダー…だが、左脚の回路がめちゃくちゃで動かない!
リュウスケが昨晩破壊したのは、そのトライダーの左脚の回路だったのだ!
シャトルに見えたリュウスケの影に、それを悟る鉄さん。鉄さんの顔に浮かぶ苦悩の色…
○鉄さんの命がけの修繕により、メカロボットを撃破!
責任を取る、とワッ太に辞表を出し、彼は走り去った。
そして、家を飛び出そうとしたリュウスケにビンタをくれてやる…
「出て行きたければ出て行け、お前は今までそうやって逃げてきたんだろう」と。
「お前はもう父さんと母さんの子どもなんだ、帰りたくなったらいつでも帰ってきなさい」と。
リュウスケは、泣いて…「お父さん」と鉄さんを呼んだ。
そう、こうやってゆっくり始まっていけばいい。
はじめから強固に結ばれた絆なんて、幻想に過ぎないのだから。
第三十九話 トライダーの秘密
☆三行あらすじ紹介
無敵ロボトライダーG7の秘密を探るクラード…彼の脳裏によぎるのは、かつて帝国より去ったライバル・ナバロンの影!そう、トライダーG7は彼の手によるロボットだったのだ!
三年前、道太郎と偶然であったナバロンは、彼への礼としてロボットとシャトルを設計した。その設計に従い三葉工業が建造したものがトライダーG7、トライダーシャトルであったのである。
○クラードが命がけで挑んだロボット対決は、見事トライダーの勝利に終わった。人のこころを持ったロボット、トライダーに敵はない…!
☆ゆどうふ感想
○トライダーの基本構造は、ロボット帝国のもの!そう確信したクラードの記憶回路を、ある男の姿がよぎっていく。
その男の名はナバロン。ザクロンの信頼も厚かった、名科学者。
だが彼は単身帝国を出る…自分の作るロボットに、見切りをつけて。
ナバロン「傑作かもしれんが、最高ではない!」
そして、「とてもロボットとは思えません」な会話をクラードとかわし、出奔…
クラードは彼との対決を胸に誓う…
クラード「ナバロン、わしはお前と技術で堂々と戦う!」
○ザクロン、実はとてつもなく巨大なロボットでした。
○さて、製造3周年記念・トライダーに花輪をささげ、お神酒をかける社員一同。
木下「感謝の気持ちをあらわすには本物のお酒じゃないと!」
まさしく会社の大事な仲間だというのがわかります。
○実はトライダーは「梅本さん」なる人物の設計であることが判明。
また、鉄さんの話では、どうやらその「梅本」という名前も道太郎がつけた偽名のようだ…
その正体こそがロボット帝国のナバロンだと思われますが、道太郎と彼の交流の様子は一切絵として出てきません。そのため、何だかぴんときませんが…
徹底的に「竹尾ワッ太」を中心として物語を組んであるのですね(先代社長のエピソードを映像として出してしまうと、そっちに焦点がずれてしまうため)。
しかしそのナバロン、3ヶ月前に火星に向かってしまったという…そしてそのまま行方知れず。
この後の話にも出てくることはありません。徹底してるな。
○月で宇宙パトロール中の宇宙艇がメカロボットによる被害をこうむる!早速出撃のトライダー。
その中でも語られる道太郎の思い出話では、「道太郎が火星から(行き倒れていた?)梅本を連れてきた」ということになっています。
○クラード自身がのったメカロボットが、執念深くトライダーを追い詰める!
シャトルもやられ、トライダーG7も袈裟懸けに切られてしまう…!
さらにメカロボットが詰め寄ったその時、突如降り注ぐ隕石群!
その隙を突いて、トライダーは奇襲攻撃を仕掛ける!
クラード「馬鹿な!過去のデータをコンピューターに入れて対応していくのが『ロボット』なのに!
このロボットはコンピューターにない動きをした、何故だ?!」
そしてクラードの断末魔。宿敵・ナバロンへの、返事の返らない問いかけ。
クラード「貴様が言っていたのは、『こころを持ったロボット』のことだったのか…?!」
この「こころを持ったロボット」というのは誤解を招く表現ですが、トライダー自身に精神があるということではなく、「臨機応変な対応をする『人間』」が動かす、ということでしょう。
確かにデータの蓄積だけだと、予想外の事態には対応できないからな…
第四十話 台風一過・大騒動!
☆三行あらすじ紹介
超大型台風の来襲により、川が増水の危険。トライダーG7、普段迷惑をかけているお返しとばかりボランティア活動。
と、そこに入る宇宙ステーション襲撃の一報!シャトルが先行して出撃、トライダーも後を追う。
○宇宙ステーションを凌駕するほどの巨大メカロボットに苦戦するトライダー。だが、彼らの戦いもむなしく、宇宙ステーションは大破飛散してしまうのだった…
☆ゆどうふ感想
○雨戸が飛ばされないように戦う子ども三人。そしてワッ太、雨戸とともに空を飛ぶ。
○専務、台風の中をチャリで走るという無茶をかます。
○台風一過、荒れてしまった社内を掃除する翌日の竹尾ゼネラルカンパニー。
郁恵、言い争いの末木下の顔に濡れ雑巾をたたきつける。
○川が流されてきた材木にせき止められ、あふれる危険が…ワッ太は出撃し、それを何とかしようとする。
ワッ太「いつも町の人たちに迷惑かけてるだろ?こんなときこそ役に立たないと!」
ワッ太、さすが社長。

○そういうわけで、今回のアナウンスは特別版で:
郁恵「毎度お騒がせして申し訳ありません。本日は台風被害救済のため、トライダー発進いたします」
○材木除去作業中、突如崩れる橋梁!崩落しかけた橋を支え、身動きが取れなくなったトライダー。
動けないトライダーに変わり、シャトルが先行して出撃!
そして、今回のおやつはわたあめ(by鉄さんが作ったわたあめマシーン)。
社長にも残しておいてあげよう、という社員の愛情がありがたい。
○しかし、今回の敵は…宇宙ステーションほどもある、超巨大なメカロボット!
…ちょ、防衛庁ちゃんと自分の仕事しろ!民間に委託してる場合か(笑)
○健闘むなしく、倒したメカロボットが激突し、宇宙ステーションは大爆発…
これ、依頼料どうなるんでしょう。
○竹尾ゼネラルカンパニーの看板(っていうか、小さすぎるからこれ表札じゃあ)、鉄さんの補強もむなしく川に流れる。