ドッキドキ!ドクター・ヘルの羅武理偉(ラブリィ)三国志珍道中☆ (17)


「そう言えば、ヘルさんは何で今日呼ばれたんだろうな?」
「ああ、そうねぇ…意外とかかってるわね?」
と、会話の流れが、主君・司馬懿の元に向かった未だ帰らぬあの男の話題へと移った。
「昨今の働き振りが認められ、褒章を得ているのかもしれませんよ?」
「まあ、確かにな…最近は特にすごかった」
暗黒大将軍の言葉に、うんうん、とうなずくブロッケン伯爵。
彼らの言の通り、この曹操軍に身を寄せてからのヘルの戦いぶりは一段ときれを増していた。
正確に言うと、あの憧れの装備・南天舞踏衣を手に入れてから…である。
やはり自分が焦がれた美しい鎧を(しかも女物の!)自ら身に着けられるようになったことは相当に彼の戦意を高揚させたのか…彼の武威も上がる一方。
昨今、他国との小規模な激突において、かなりの武勲を挙げまくっていた。
しかしながら、それはやはり彼の副将には不評であった。
「…ってか、あの格好がなぁ」
「え?かわいいじゃない!」
…が、それもまた、人によるようである。
ヤヌス侯爵の意外そうな返答に、ブロッケンはあっけに取られたような呆け顔。
「…アンタ、それマジで言ってんのかよ」
「えー?」
「…はぁ。」
どうやら、この桜扇使いの感覚は、あの(変人の)ドクター・ヘルと同種のもののようで…
言っても無駄、と判断したのか、妖杖使いの少女はただただため息をつくのみだった。
「…」
と、一方の夏圏使いの少女は、三通目の返信に取り掛かっていた。
勢いよくすらすらと書かれたその書簡の文字は、力強く、そして勢いにあふれている。
まるで、抑えきれない能力の昂ぶりをそのまま示すかのように―

「円月少女」ちゃんへ
ご機嫌いかがかな?新天地での生活はどう?
何処に行ったかは聞けないのが規則だけど、
案外ワシと「円月少女」ちゃんは近くにいるんだったりして(^ω^)
ワシは相変わらず仕事ばっかりの毎日です('A`)
もうたまにはハメをはずしてパーッと遊びたーい!!とか思っても、
何処に行くにも部下がついてくるもんだから、もううるさいうるさい(# ゚Д゚)プンスコ!!
特に、実はワシのいとこなんだけど、そいつから事あるごとに
説教くらっちゃって、いっつも(´・ω・`)しちゃいます
ところで、今回もちょっとを書いてみました
よかったらまた感想聞かせてください(`・ω・´)!

酒が並んだParty Night さあ大いに歌うぜ、そうだろBaby?
人生が一体どんだけあるってYou know?
朝露みたいにハカナイDream 過ぎ去った日々にSay Good bye
哀しいオモイデに落ち込まないで 物憂い夜には
こんな憂いをどうやってトキハナツ?そりゃやっぱ酒だけじゃNa-I?
Partyのお客もE気分 俺もYou-youとE気分
そんであんたがたのためだけに、俺はこうやって歌ってきたんだぜ
遠い遠い遠い道を乗り超え また俺たちがここに出会えた喜び
そうだからこそParty Night さあ大いに歌おう、そうだろBaby?
それ以外一体何をやらかそうってYou know?
酒が並んだParty Night さあ大いに歌うぜ、そうだろBaby?
昔の王様もそうしたって言うぜ、だから大いに飲ろうぜ今宵はbaby!

どうだったカナ?
それじゃ、またネ☆\(^o^)/
「乱世のKAN-You」より★


(あ、「乱世のKAN-You」さん、すごいなあ…また詩を書いてくれてる)
最後に添えられた詩を黙読し、驚きの表情を浮かべるアシュラ。
毎回このようにして、軽快な詩を彼は送ってくれるのだ。
そこからも、彼のすばらしい知性が感じ取れる…
(才能ある人なんだなあこの人。どんなカンジの人なのかなあ…)

「乱世のKAN-You」さんへ。
こんにちは、お久しぶりです!
お手数かけてしまってごめんなさい、もうこちらにも慣れました
実は「乱世のKAN-You」さんの近くだったら面白いですよね(・∀・)
ひょっとしたら、街ですれ違ったりしてたり…?!
お仕事いつもお疲れ様です、お忙しそうですね
私のご主君にもちょっとは見習ってほしいです(ノ´∀`*)
ご多忙なのに、その合間にこんな素敵な詩を書けたり…
「乱世のKAN-You」さんは本当に多才な方なんですね!
相変わらずかっこいい詩です〜
ひょっとして、本職の方だったりしませんか(*´∀`*)?
またよかったら、新しい詩も読ませてくださいね!

それでは、またのお手紙お待ちしております
「円月少女」


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