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TOP「ギャグと私。」>第四章


天然ボケと人工ボケ <大切にしよう、限りある資源>


このぺーぢではいわゆる一つの「天然ボケ」を研究していく。もともと
「誰かが作る」ギャグではないためこれを利用することは難しいが、そのメカニズムを知ることは大いに重要である。まずは大まかな分類から。

@フィジカルギャグ系列天然ボケ    いわゆる「どこかに頭を思い切りゴーン!!とぶつけた」り、
「階段を急いで降りていく途中いきなりぐねっ!!と足をひねらしてこけた」りする
不測の事態(主に怪我または外傷を伴う)がよびおこす笑いを引き起こすギャグ。

@ストーリーギャグ系列天然ボケ    会話などにおいて「あまりに唐突で、理屈に合っていなすぎる」
思い込みや考えによって構築される発言によるギャグ。

どちらも「天然ボケ」である条件は「それを意図していない」という点に凝縮されている。
これはフィジカル系列において明らかである。突然の「ゴーン!!」は、
見る人に「あらまあ、おまぬけさんねえ」とゆう暖かい笑いをもたらす。
だがストーリー系列はどうだらうか?ゆどうふの研究により、ストーリー系列天然ボケは次のやうな
共通点を保有していることが明らかになった。
ストーリー系列天然ボケのもとは、思考の短絡と思い込みである。

そう、人間の思考とはさまざまな経験にその場の状況判断が加わって適切なものが生み出される。
しかしその途中に全然関係無い物へ短絡(ショート)したり、誤った状況判断をしてしまうと
誤った回答が生成されてしまう。そしてその誤答を「天然ボケ」とゆう笑いを生み出すものに変えるのが
ほかでもない本人のキャラクターなのだ。

以上の結果から類推した結果、やはり天然ボケの資質は年齢によって減少していくといえやう。
なぜなら経験の少ない子どもはそれだけで思考の短絡を起こしやすいといえるからだ。
よく育児雑誌に出ている「うちの子どもの間抜け話」は、これによって生み出されるといえる。

このやうに天然ボケとは必然的に大人にはくりだしにくいものであるが、
あまりねらわない方が得策であろうかと思われる。フィジカル系列をねらって
頭ゴンゴンやってたらいつかほんとに「始終天然ボケ(リカバリーなし)」になってしまったり、
ストーリー系列をねらってもどこかに残るわざとらしさをかぎつかれてしまうやもしれない。
人は魂までは偽れないのだ。
だから、せめてそのやうな才能を持ち続ける人々を応援しやうではないか。
西村知美嬢は、日本の宝なのです。