教育実習第十日目!「さらば!愛しき人々よ」

★時間割
一時間目 研究授業 二時間目 授業準備
三時間目 授業 四時間目 授業
五時間目 講評会

終わった。
終わった。
全てが終わった…

今日は、私が受け持たせてもらったクラスすべてで
授業があった。
そのうち、一時間目は研究授業。
たくさんの先生方が見にきてくださった。

そして、残り二つのクラスでは生徒さんたちにアンケート(1)を書いてもらった。
いろんな事を書いてもらった。
「アクションが濃すぎ」
「声がでかい」
「訳がわかりにくい」
「はきはきしている」
「どうしてアニメソングを歌ってくれなかったのか」(笑)
様々なことを、教えてもらった。

そして、そのアンケートこそが、教育実習中一番のショックを私にもたらした。

私の授業への不満で、一番多かった意見はなんだったか?
それは、「訳をちゃんといってほしかった」(2)
(授業は「英語講読(リーディング)」の授業)
というものだった。

私は、「一文一文を細かく訳すより、その文章の内容をつかんで
しっかり自分の中で再構築できるようになってほしい」と思っていた。
だから、文を訳すよりむしろ内容の説明に心を砕いた。
当然、訳をしっかりつける時間はない(50分だからね)。
そして、生徒達は、それを不満に思った。

ああ。そうか。そうだったんだ。
私は、「私の立場」でしか、モノを見ていなかったのだ。
私は「英語がある程度できる、外大の大学生」という立場でしか
モノを見ていなかった。
だから、文を訳すこと自体を軽視し、内容をまとめることを重視した。
しかしそれは、英語をある程度読みなれたからできることだ。
英文の訳自体を知りたいと生徒が思っているなんて気づかなかった…

アハハ…そりゃあそうだよな。
みんな必死にノートとってたもんなあ、訳いってるとき…

すごく、勉強になりました。

五時間目の講評会で、先生方からいろいろなご指摘をいただきました。
私の気づかない点とかもたくさん。
(「使っている敬語が硬すぎ」とか、まったく気づかなかった(笑))
もっともっと、学ぶことはあるんだなあ。

そして、5時15分。教育実習は終わりました。
私は「ゆどうふ先生」から、「ゆどうふ」に戻りました。

で、その後。実習生飲み会(笑)(3)
英語科のI先生が、壊れました。
数学科のI先生が、写真上戸になりました。
社会科のK先生が、語りだしました。
国語科のU先生が、ニヒルになってしまいました。

で、私は。
「マジンガーZ」「キン肉マンGo!Fight」「レッツゴー!ライダーキック」を熱唱
(「マジンガーZ」はパラパラの踊りつき)しました。

危険人物の集まりです、もう(笑)

これが、数時間前までは「先生」然としていた人々とは思えないような
狂乱の宴となりましたよ。
いやあ、楽しかった、ワッハッハ(笑)

アンケート(1)
たいていの実習生は、最後の授業で生徒達にこれを書いてもらいます。
やっぱり自分の授業の反応が知りたいですからね。
ところで、本当に自分の授業での直すべき点を知りたいですか?
それならば、アンケートの設問にも気を配ってみましょう。
「感想を書いてください」だと、不満を持っている生徒なんかが「がんばってください」の一言で終わらせたりします。
てゆうか、私もそうしてたし、高校時代(笑)
また、これだと「○○先生がんばって!」という「メッセージ」が大半になるでしょう。
私は、「授業のいい点を書いてください」「悪い点を書いてください」「一言どうぞ」という三つの設問にしました。
「悪い点は?」と聞かれれば、「ここがダメだった」と書きやすいですからね。

「訳をちゃんといってほしかった」(2)
これは高校のレベルにも、授業内容にもよりますが、授業をやっていた私はまったく気づかなかった点です。
というより、高校生の視点をまったく忘れていたというあたりに問題があります。
だから、私にできるからといって相手にできるとはかぎんねえんだよ!ということです。
相手側に立つ視点が欠如していたといわざるを得ません。

実習生飲み会(笑)(3)
まあ、そういうわけで、飲み屋にいったんですよ。
とても数時間前までは「先生」だったとは思えないくらいの壊れっぷりでした。