ijustatさんこにちわ!ゆどうふです。
>そういえば、私は受験生のときに、文章力の基本的な訓練を受けたような気がします。論理的な流れに問題があると“読んで分からない”と指摘されて、評価を落とされましたから、分かる文章になるように、あれこれ苦心しました。でも、それに肉が付いたのは、大学を卒業する頃だったような気がします。実は、それこそが日本語力の一番重要な点だと言えるかもしれません。文章の構成力を身につけるには、当然語彙力も必要ですから。
そして語彙力を漬けるには、当然インプット量が必要になりますよね。 そいつを考えると、やはり若者の使用する言葉が貧弱なのは仕方ないのではという 結論が出てきそうですが(笑)
>ただ、本当に構造上問題のある表現もけっこうあって、それは、今に始まったことではなく「当局の許可なく立ち入りを禁ず」というのは、私は子供の頃からおかしいと思っていました。最近は「千円からお預かりします」というのが変だと指摘されていますが、いずれにせよ、若者が作った言い回しではないと思います。
タイムリィですね、本当に… 実は、6月19日にテレビか新聞か何かで、この「千円からお預かりします」表現が問題にされていたらしくて、 バイト先のコンビにでも使わないようにとの指導がありました。 しかし、この表現はおそらくマニュアル表現なので(全国にいっせいに広まったのもそう考えないとおかしいですよね)、 若者言葉ではないですよね。
>私の考えでは、大人たちの使う日本語も(もちろん文人の書く日本語は含みません)、かなり問題があると思います。単語は上等なものを並べているけれども、意見の違う人たちを、理詰めで説得できない。自分の考えの妥当性を(それが実際に妥当な意見だとしても)、よく検討していなくて、感情的に共感できるから、支持して主張している。
だから日本人は議論もディベイトもダメだ…という悲観論が思わず出てきそうになりますが、 それをやると二流、三流以下になってしまうので(笑) ついこの間、「声に出して読みたい日本語」という本がベストセラーになったことがありましたが、 「美しい日本語」への浪漫があるのでせうね、 だからそれから離れているように見える若者言葉が嫌いなんでせう。 …この問題に関して多くの批評家が論じていますが、その根源も… やっぱり、この「キライ」感情であるような気がします だから、一般の方々もその論に容易に納得しやすい(笑)
>ただし、自分のホームページなどを持っていてそこで文章を載せている大人は含みません。彼らは日本語力の上層に属する人たちでしょうから。彼らの日本語は、何だかんだ言っても、うまいのです。若者はネット人口が多いので、そういうわけにはいきません。若者だって、日本語力の上層は、やっぱりそれなりに優れた日本語を使っていると思います。
をを、そんなものなんでせうか(笑) ijustatさんの出された案に+α条件を付け加えるなら、 「ある程度継続してホームページに文章を載せつづけている」を私はあげたいと思います 自分の文章が見られるということは、思ったより作者にプレッシャーですから。 そのプレッシャーが、公共性を呼び覚まし、更なる文章の研鑚に向かわせる… それは硬い分だけではなく、ギャグっぽい文章でも、そうだと思うんですよね やはり、人気のあるページの作者さんのかかれる文章は、 わかりやすく面白いものです。そして、味がある。
…ちなみに、「大人」とは何歳くらいからのことをさしますかこの場合(笑)
>人選をたとえば、大人側は地方出身の言語学者、若者側は東京出身の近代文学や古典文学を愛する青年にしたら、社会通念とは全く違う様相を呈してくるはずです。また、大人側を言語学者として、若者も言語学を専攻する人たちにしたら、内容は深いけれども、大部分の視聴者が理解できない番組になってしまうでしょう。無作為な人選なら、偶然そうなってしまうことも、あり得ると思います。だから、出演者の人選には何らかの操作があったかもしれないと疑うことができるわけです。
しかし、だとしたらなかなかウマイ人選であったとはいえます。 まず、「大人側」は、「100%おじさんおばさんの意見まるだし」です。 つまり、「視聴者(大人)」の感情に寄り添った意見を… それも、視聴者本人は怖くて若者に対してはいえない意見を言ってくれるわけです(笑)で、「若者側」は、「いまどきのギャル風のファッション」を身にまとっていました これも、「視聴者(大人)」のイメージどおりの「敵役」… だけど彼らの論点は実に合理的。 …というわけで、「俺たちが本当にいいたかったことを言ってくれたゼ! …あ、でも、まああいつらの言いたいこともまんざらおかしいってわけじゃないなあ」という 思いを抱かせるに十分貢献してます(…とはいえ、後半はあくまで私の「希望」なのですが… 単に、若者をバカにしたかったのかもしれません)
>若者言葉を「耳障りだ」という大人は、多分外国語にも関心ないだろうし、外国文化にも関心が薄いだろうと思います。英語やフランス語などは、自分の格調を高めるために関心をもつかも知れませんが、その他の言語は、知らないのが当然と言って涼しい顔をしているはずです。 > >最近気が付いたのですが、方言を「耳障りだ」という人が、けっこう多いようです。そういう人は、たぶん若者の言葉も認めないでしょうね。(ところで『イケメン』って何ですか。^^;)
わあ…そ、そうなんですか… くっ、昔大学で「標準語」と「共通語」という言葉の扱いを教わった時のことを思い出します (何で「標準」なのさ?ってやつです)
ちなみに、「イケメン」とは… イケている という形容語 + オトコを意味するMen の合成語です。 面白いことに、このイケメンという言葉はMenという複数形に由来しているにもかかわらず、 単体に対して用いる言葉なのです。複数の時は複数扱いにする言葉をつけますから。 …例えば、いい男が揃っているという時には、「イケメンぞろいじゃん」と言います。
>そういえば、さっきEBSの書き込みを読んでいたら、“オットケ(eoddeohge→[eoddeoke])”を“オケ(eoke)”と書いていました。これも通信用語でよく使う形です。私は恥ずかしくて使えませんが、学生が韓国語を身に付けて韓国の学生とメールやチャットなどをやり取りするときには、こういう表現を適宜使うことは、韓国の学生との親密な関係を築き上げるのに重要なことかも知れません。
その表現、考えてみると面白いですね 通信用語は、半ばジャーゴン(なかまうちことば)ですよね …つまり、分からない人間もいるはず。 でも、そいつには別にその言葉の説明はされない…だからそいつはわからない… おいてきぼりにされたように感じた彼は、やがてその集いから離れていく。 つまり、「仲間の判別」機能。 通信用語も、コミュニティによって使われるジャーゴンが違いますから 判別もその分激しいでせう。
…「2ちゃんねる」用語、とか(笑)
>私たちも、何歳になっても、新しい言葉や文化形態を、戸惑いながらも受け入れていける順応力を持ち続けようではありませんか。^^
使うか使わないかは、その時自分が置かれた言語環境にもよるでせうしね。 でも、その言葉が嫌いでも、せめて完全否定はしないでおきたい。 言葉遊び、ひいては言葉の進化の目かもしれないですからね…
でわでわ! ゆどうふ。
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