「ドイツ語と私。」
さて,皆様は「ドイツ語」に対してどのやうなイメージをお持ちでせうか。
たいていの方は「難しいってゆうかんじ」と答えられると思います。
確かに,お医者さんなんか昔はカルテもばりばりドイツ語で書いてたらしいですし,そのやうなイメージがあるのもさもありなんといったところでせう。
では,いったい何が大変なのか?!
ゆどうふ思いますに,それはこのゴビ砂漠である!!と。
ドイツ語は読み方こそほとんどローマ字読みで「何だァー,なんか,楽勝?ってゆうか,あたし,天才??」とか
思ったりするわけです、習いたての頃は。
しかし,ゴビ砂漠はそんな無邪気な私達をすでに取り囲んでいるのです。
まず動詞の変化が現在形だけで6個。(私・キミ・あなた・わしら・キミら・あなたがた)
まあこれは…英語から2個増えただけ。いけるいける。
定冠詞(英語でゆうThe)もまた「が・の・に・を」で変化。そんでもって後ろにつける名詞の性によって変化。4×4で,16変化だ!
えーと。えーと…で、であですでむでん、でーであであでー、あ、あ、あ、…
形容詞でも付けやうもんなら全部あわせて48変化!!
…………………
……………はっっ、思わず気が遠くなってしまった。
教授は「毎日いってりゃ覚えますよ」といってくれるけど…
先生,僕は,僕は,もう駄目です(ガクッ!!)
…こうして、また一人ゴビ砂漠にその命を散らせていくのだった。
ゴビ砂漠…それはドイツ語学習者を悩ませる脅威。
すなわち、語尾(ゴビ)砂漠である。