「ドイツ語と私。」そのに


ドイツ語というのは、英語と同じインド・ヨーロッパ語族に属している。ゆーなれば兄弟というわけだ。
たとえば、「2」はドイツ語では「Zwei」英語では「Two」であるし、
「9」はドイツ語では「Neun」英語では「Nine」と非常に似通っている。
なんだか仲良し兄弟っぽくて微笑ましくすらある。だから勉強するのは楽かなあと思ったのだが、それはおおきな間違いであった。私の前に最初に立ちはだかったのは、大きな壁であった。

それは「単語の性」とゆうやつである。
何とドイツ語の名詞はすべて「男性・女性・中性」という区分が割り振られているとゆうのだ!
男性女性は分かるにしても、中性って何だおまへはおかまかあ!!
英語しか外国語を知らない日本人にとって、これはまさに大きな壁である。
何しろ一つ新しい名詞が出るたびに「これは何や…ああ男性ねーハイハイ」といちいち暗記していかなければならないのだ。ルールも「普通に性が決まっている(たとえば「お父さんVater」は普通男だから男性名詞)と
いうのがあるくらいで、後は無差別無根拠無法地帯である。
ハンバーガーが男ならピザもそうかなあと思えばこっちは女性名詞。
ビールは男なんだじゃあジュースは中性名詞かなあと思えば同じ男性名詞。
おれんぢジュースは男っぽいんかあああ!!
…はあはあ。…と、このやうなかんじである。

名詞の壁に邪魔されながら、それでも道は果てしない。