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ジンギスカン(Dschinghis Khan)にあこがれて


Pistolero(哀愁のピストレーロ)

★対訳
彼はまだ子どもだった、彼らが来た時には眠りについていたのだ
しかし彼らの銃を撃つ音で、彼は目覚めてしまった
ベッドから飛び降りた彼は、三人のメキシコ人を見た
そして、父親が叫ぶのを聞いたのだ「逃げろ、息子よ、走れ!」
彼は見た、父と母が撃ち殺される様を
神に祈り、泣き叫ぶことしかできないままに
彼らはただ嘲り笑うのみ、そして馬に乗って去った
彼は誓った、決して彼らを許しはしないと

ああ、ピストレーロ
何処に続くでもない道の上で
メキシコのならず者よ
お前は明日、何処に在るというのか?
ああ、ピストレーロ
夜と風の中を駆け抜ける
復讐の天使のごとく
だが、それでも結局お前は孤独、一人ぼっちのままなのだ

燃えるような太陽の下、村は静まり返っていた
彼は壁を背に立ち尽くす
復讐の火はまさに今日来たれり
彼は長い間奴らを追い求め、そしてついに見つけたのだ
彼はソンブレロを深くかぶり顔を覆う
くわえたタバコは燃え尽きた
三人のメキシコ人は彼に気づかなかった
彼は、ゆっくりとピストルを手に持った―

ああ、ピストレーロ
何処に続くでもない道の上で
メキシコのならず者よ
お前は明日、何処に在るというのか?
ああ、ピストレーロ
夜と風の中を駆け抜ける
復讐の天使のごとく
だが、それでも結局お前は孤独、一人ぼっちのままなのだ

ああ ピストレーロ、ピストレーロ
悪魔に友を見せてやれ
お前は奴より強いのだ、と
ああ ピストレーロ、ピストレーロ
行け、進むのだ
お前の夢を追いかけて

奴らはまさに彼の目の前に立っている 彼は奴らの目を見た
一生で二度と忘れることの出来ない、あの目を
その時、彼は父の声を聞いたような気がした
「息子よ、やめるんだ―お前は、十分長く憎んだだろう」
―彼はピストルをホルスターに押し込み、馬に飛び乗った
追跡は終わったのだ
彼は行く、まるで狂ったように馬を走らせる
燃えるような太陽の下をたったひとり、たったひとりで

ああ、ピストレーロ
何処に続くでもない道の上で
メキシコのならず者よ
お前は明日、何処に在るというのか?
ああ、ピストレーロ
夜と風の中を駆け抜ける
復讐の天使のごとく
だが、それでも結局お前は孤独、一人ぼっちのままなのだ

ああ ピストレーロ、ピストレーロ
悪魔に友を見せてやれ
お前は奴より強いのだ、と
ああ ピストレーロ、ピストレーロ
行け、進むのだ
お前の夢を追いかけて

★解説
訳してみるまでわかりませんでした、この歌がこんなに救いのない歌だったなんて。
結局彼の復讐も果たされていませんし、三人のメキシコ人は生きているままだし…
何故父と母が殺されたのかは定かではありませんが、ともかく救われませんね…
さて、歌詞の一部にポルトガル語らしき単語が散見されます。
タイトルのPistoleroもそのひとつ…「ガンマン」ということだそうです。